史上最年少で決勝進出の13歳平野美宇 世界切符照準

[ 2014年4月8日 05:30 ]

卓球のスペイン・オープン女子ダブルスで優勝した平野(左)、伊藤組(日本卓球協会提供)

卓球スペイン・オープン

(4月6日 アルメリア)
 卓球のスペイン・オープンの女子シングルスで6日、ワールドツアー史上最年少で決勝に進出した平野美宇(13=エリートアカデミー)がさらなる飛躍を誓った。

 決勝は元中国代表で37歳のリ・フェン(スウェーデン)に屈したが「世界ランキングを上げて(来年以降の)世界選手権に出場できるように頑張る」と訴えた。

 ツアーの同種目で13歳の決勝進出は元世界選手権女王の郭躍(中国)が03年に記録した15歳を11年ぶりに塗り替える最年少記録。「目標より上に行けて、強い選手に勝てて良かった」と充実感を漂わせた。伊藤美誠(みま、13=スターツ)と組んだ女子ダブルスでは、ツアー最年少優勝を遂げたドイツ・オープンに続いて2週連続の優勝。平野は「ドイツとスペインで優勝できたので凄くうれしい」と話し、伊藤は「これからも(平野と)組んだ時には優勝を目指して頑張りたい」と力を込めた。2週連続の快進撃で、東京五輪だけでなく16年リオデジャネイロ五輪も目が離せなくなってきた。

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2014年4月8日のニュース