高橋大輔 進退決断は急がず「続けるのは相当な覚悟がいる」

[ 2014年4月2日 21:04 ]

 フィギュアスケート男子の高橋大輔(関大大学院)は2日、注目の進退について「続けるとなれば1年、2年でなく次の五輪を目指してしまう。相当な覚悟がいる。覚悟を持ったら現役を続けたい。やめる(決断を下す)のは一番難しい」と心境を語った。

 神戸市内で女子の浅田真央(中京大)や引退した織田信成さんらと東日本大震災の復興支援演技会に参加し、演技せずに進行役を務めた。右膝故障の影響でソチ冬季五輪は6位に終わり、世界選手権は欠場したが、完治の見込みはあるという。「(春や夏の)ショーに向けてスケートと向き合う中で、ゆっくり考えていけたらいい」と決断を急がない考えを示した。

 浅田は進退に触れなかった。希望や願いをテーマに「ジュピター」で滑る演目を披露し「五輪も終わり、気持ちも落ち着いたので何かできることはないかと思って参加した」と話した。

 慈善演技会は4年連続の開催で、入場料や私物を提供したオークションの収益は義援金として寄付される。

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2014年4月2日のニュース