羽生 SP3位から逆転、世界選手権初V!五輪と2冠

[ 2014年3月28日 21:09 ]

<フィギュスケート世界選手権 男子FS>声援に応える羽生

 フィギュアスケートの世界選手権第3日は28日、さいたまスーパーアリーナで行われ、男子フリーはソチ五輪金メダリストでショートプログラム(SP)3位の羽生結弦(ANA)が191・35点をマーク、トータルで282・59点として逆転で初優勝を飾った。SP首位の町田樹(関大)は自己ベストをマークしたが2位、最終滑走の小塚崇彦(トヨタ自動車)は6位だった。

 羽生は最初の4回転サルコーで踏みとどまり、4回転トーループを危なげなく決めた。その後は連続ジャンプ、ステップともにスムーズな演技で五輪金メダリストの実力を見せつけ、わずかに町田を上回った。

 SP首位の町田は冒頭の4回転トーループを決めると、次の4回転も成功し、その後のジャンプも転倒することなくまとめ、ステップでも「火の鳥」に乗って華麗な演技を見せソチ五輪5位の雪辱はならなかった。

◇男子最終順位◇
(1)羽生結弦(ANA)282・59(SP91・24、フリー191・35)
(2)町田樹(関大)282・26(SP98・21、フリー184・05)
(3)ハビエル・フェルナンデス(スペイン)275・93(SP96・42、フリー179・51)
(4)マキシム・コフトン(ロシア)247・37(SP84・66、フリー162・71)
(5)ジェレミー・アボット(米国)246・35(SP79・67、フリー166・68)
(6)小塚崇彦(トヨタ自動車)238・02(SP85・54、フリー152・48)

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