里谷多英さん、引退表明の愛子ねぎらう「お疲れさまです」

[ 2014年3月26日 18:48 ]

 フリースタイルスキー女子モーグルの上村愛子(34=北野建設)が今季限りでの現役引退を表明した26日、ワールドカップ(W杯)や五輪でともに戦った選手らがその功績をたたえた。

 昨季終了後に引退した1998年長野冬季五輪金メダリストの里谷多英さん(37)は「もう少しやれるとは思うけど本人が決めたこと。お疲れさまです」とねぎらい、「本当にやめちゃうんだなという気持ち」と寂しさものぞかせた。

 バンクーバー、ソチ両五輪男子代表で、上村と同じ長野・白馬高出身の西伸幸(28)は長野五輪の上村の活躍を見て進学を決めた。「愛子さんら女子の選手が日本のモーグルを引っ張ってきてくれた。次は男子が頑張らないと」と決意を新たにし、エースの遠藤尚(23)も「本当に強い選手だった。五輪で毎回のように成績を残す集中力はすごかった」と話した。

 全日本スキー連盟の林辰男フリースタイル部長(61)は「モーグル界だけでなく、日本のスキー界に彼女ほど貢献してくれた選手はいない」と称賛した。

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2014年3月26日のニュース