鶴竜が喜びの会見「感謝でいっぱい」 口上はシンプルに

[ 2014年3月24日 21:00 ]

横綱審議委員会が全会一致で横綱に推薦して昇進が事実上決まり、笑顔でガッツポーズの大関鶴竜

 日本相撲協会の諮問機関、横綱審議委員会に71人目の横綱として推薦された大相撲の鶴竜(28)は24日、大阪市の井筒部屋宿舎で記者会見し「感謝の気持ちでいっぱい。今まで以上に努力していきたい」と満面の笑みを浮かべた。

 白鵬関、日馬富士関とともにモンゴル出身力士が角界の最高位に就くことが事実上決まり「(横綱は)優勝が普通。負けないよう努力したい」と一層の精進を誓った。

 品格が問われる横綱。実直な性格で知られる鶴竜関は理想の横綱像について「自分は自分なので、これからつくり上げていきたい」と“横綱鶴竜”のイメージを構築する心積もりだ。

 26日の昇進伝達式で注目される口上は自然体を貫く見込み。大関昇進の際は「お客さまに喜んでもらえる相撲を」と述べた。今回も「まだ決まっていないが、シンプル・イズ・ザ・ベスト。分かりやすいようにやりたい」と四字熟語は使わない意向を示した。

 伝達式後も綱打ち、奉納土俵入りと休む暇はない。雲竜型となる予定の土俵入りについては「しっかり勉強していきたい」とうなずいた。

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