鶴竜関が一夜明け会見 横綱手中も変わらず穏やか

[ 2014年3月24日 10:53 ]

 大相撲春場所で初優勝し、第71代横綱昇進が確実になった大関鶴竜関(28)が千秋楽から一夜明けた24日、大阪市内で記者会見し「本当によかった。最初の何番かは力が入っていた。(3日目に負けて)力が抜けて開き直れた」と、普段と変わらず穏やかな様子で話した。

 綱とりは13勝以上の優勝が一つの目安だった。高いハードルを越えた理由について「自分でもなれると思っていなかった。いい経験ができると思っただけ。意識しなかったのがよかった」と説明した。前夜は「すぐ眠れた」という鶴竜関。伝達式や綱打ち、奉納土俵入りなど横綱昇進に関わる行事で多忙な日々が続く。「違った緊張感がありますね」と笑った。

 師匠の井筒親方(元関脇逆鉾)は「チャンスはあまり巡ってこないので、よく生かしたなと思う」と、ねぎらいの言葉を掛けた。

 24日夕の横綱審議委員会の推薦を受け、26日に開かれる日本相撲協会理事会で正式に昇進が決まる。新横綱の誕生は日馬富士関が2012年九州場所で昇進して以来。モンゴル出身力士では4人目となる。

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2014年3月24日のニュース