琴欧洲が休場 左肩治らず…2日目から9連敗と精彩欠く

[ 2014年3月19日 09:04 ]

白鵬に敗れる琴欧洲(右)

 大相撲の西関脇琴欧洲(31)=本名安藤カロヤン、ブルガリア出身、佐渡ケ嶽部屋=が春場所11日目の19日、「左肩鎖関節脱臼で2週間の休業加療を要する見込み」との診断書を日本相撲協会に提出し、休場した。

 左肩は昨年九州場所で脱臼した。師匠の佐渡ケ嶽親方(元関脇琴ノ若)によると、状態が思わしくなく、19日朝に本人から休場を申し出た。史上4位の47場所在位した大関から落ちて2場所目の琴欧洲は、2日目から9連敗した。休場は昨年九州場所以来10度目で、11日目の対戦相手の玉鷲は不戦勝。

 佐渡ケ嶽親方は「肩が痛くて力を出せないということだった。体を休めて何とか来場所に、と思っている」と話した。

 東前頭15枚目の天鎧鵬(29)=本名南貴由輝、熊本県出身、尾上部屋=は「右足関節捻挫で約1カ月の安静加療を要する見込み」との診断書を出して休場した。10日目の旭天鵬戦で右足首を負傷した。休場は初めてで、11日目の対戦相手の千代大龍は不戦勝。今場所の十両以上の休場者は4人となった。

 ▼佐渡ケ嶽親方(元関脇琴ノ若)の話 (琴欧洲の)左肩はぼろぼろで、本当は1場所休めたらよかった。先代(元横綱琴桜)の「けがは稽古で治せ」という言葉を忘れたのか、と言った。気持ちが切れていなければ大丈夫なんだけど。

続きを表示

2014年3月19日のニュース