NHL 選手が突然倒れ場内騒然…試合途中で順延

[ 2014年3月12日 05:30 ]

スターズのペバリーが倒れて救急搬送されたことにより、試合途中で順延に

 NHLスターズのFWリッチ・ペバリー(31)が10日、地元ダラスで行われたブルージャケッツ戦の第1Pに自軍ベンチ内で胸の苦しみを訴えてダウン。ただちに救命措置を受けて一命は取り留めたが両軍選手への心理的影響が大きく、試合はブ軍が1―0とリードしたまま順延となる異例の事態となった。ペバリーは今季開幕前に不整脈の治療を受けており、4日にコロンバスで行われたブ軍戦も心臓に違和感を訴えて欠場。しかしその後、体調は持ち直していた。

 第1Pの6分23秒、ペバリーが突然胸を押さえてベンチで倒れ込み、場内が騒然となった。「怖かった。試合のことなど考えている場合ではなくなった」とラフ監督もパニック状態。リンク内では数人が泣きだして試合どころではなくなった。このあとアリーナ内で医師が点滴、酸素吸入、そしてAEDを使って救命措置を行い、ペバリーの容体は安定。意識が戻った状態で病院に搬送されたが、倒れてから30分後に試合延期を告げるメッセージが電光掲示板に表示された。

 ◇リッチ・ペバリー 1982年7月8日、カナダ・オンタリオ州出身の31歳。10年世界選手権にカナダ代表として出場し、ブルーインズ時代の11年にスタンレー杯制覇を経験。今季は62試合に出場して7ゴール23アシスト。1メートル81、88キロ。

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2014年3月12日のニュース