日本人トップの松村康平「しっかりと走りで見返せた」

[ 2014年2月23日 12:00 ]

男子で日本勢最高の8位でゴールする松村康平

第8回東京マラソン

(2月23日 東京都庁前~臨海副都心の東京ビッグサイト)
 今年で8回目となる東京マラソンが23日に開催され、9月開幕のアジア大会(韓国・仁川)の代表選考会を兼ねて行われた男子は国内招待選手の松村康平(27=三菱重工長崎)が2時間8分9秒で日本人トップの8位に入った。

 2時間5分台が2人も出る超高速レースの中、松村も2時間12分22秒だった自己ベストを大幅に更新する力走を見せた。「外人のペースメーカーだけで高速レースになるのはわかっていた。付けるところまで付いていき、キツくなってからが勝負だと思っていた。所どころキツイところはあったが、何とか立て直せた」とレースを振り返った。

 前日の記者会見では、藤原新(32=ミキハウス)や宮脇千博(22=トヨタ自動車)といったほかの選手にばかり注目が集まり、悔しい思いもした。「スタッフの人が書いた絵の中に自分がいなかったのは悔しかった。その辺はしっかりと走りで見返せた」。

 「ここまで来たら8分を切りたかった」と惜しくも届かなかった大台を悔やんだが、「目標としていた8分台が達成でき、日本人トップだったのでよかった」と安どの表情を見せた。

 これまで代表の経験はなく「日の丸をつけることが目標」という松村。初の代表入りに大きく前進した。

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