涙の意味は「“やった”って気持ちが強くて」

フリーで華麗な演技を見せる浅田

ソチ五輪フィギュアスケート女子フリー

（2月20日 アイスベルク・パレス）
　【浅田真央に聞く】

　――演技を終えて

　「朝の練習は良くなかったので、自分のことに集中して、自分がやりたい演技をしようと思いました」

　――どのように気持ちを落ち着かせて、立て直していったのか？

　「いろいろあったけど、一つずつ今までもクリアしていったので、今回のこの試合もジャンプ一つ一つを、クリアにしていきました」

　――３回転を６種類跳んで、この４年間してきたことができたのでは？

　「できました」

　――ＳＰで失敗した原因は？

　「自分の気持ちがもう一つ大きく上に伸びきらない感じがあった。ＳＰは終わった後、言葉にならなくて、今まで何をやってきたんだろうと思った」

　――フリーで違った姿を見せた

　「今までも良かった時、悪かった時があった。目指していたのは昨日（１９日）のような演技じゃなくて、きょう（２０日）のような演技」

　――演技後の涙の意味は？

　「終わった時は“やった”って気持ちが強くて。たくさんの方から“笑顔が見たい”ってメールがきたので、終わった時は良かったと思ってうれしかった。お辞儀の時は笑顔になろうと思った」

　――今後について

　「あとのことは何も考えていない。（世界選手権は）エントリーしています」