錦織 左脚付け根痛め棄権「少し休めば治ると思う」

[ 2014年2月22日 05:30 ]

シングルス2回戦 テイムラズ・ガバシビリと対戦中、表情のさえない錦織

男子テニス デルレービーチ・オープン

(2月20日 米フロリダ州デルレービーチ)
 20日のシングルス2回戦で、世界ランキング15位で第3シードの錦織圭(24=日清食品)は同65位のテイムラズ・ガバシビリ(ロシア)と対戦し、第1セットを2―4とされた時点で左脚付け根の痛みを訴え棄権した。この大会では昨年も左脇腹痛のため1回戦で棄権している。関係者によると、次週のメキシコ・オープンは欠場するという。

 開始直後からいつもの軽快なフットワークが見られない。錦織は第6ゲームが終了すると自らコートを離れた。「このぐらいの選手だと100%の状態でないと勝てない」と棄権を申し出た。思わぬ形で2週連続優勝が消え「そんなに不安はない。筋肉の痛みだと思うので、少し休めば治ると思う」と大事を取ったことを強調した。

 前週の全米室内選手権では2連覇し、自信を深めて臨んだが、1回戦を前にした練習で左脚付け根に痛みを感じたという。「あの試合(1回戦)もどうしようか迷っていた」と棄権を考えていたことを打ち明けた。何度も故障に見舞われてきたが、左脚の付け根は初めてという。近日中に精密検査を受け、今後の予定を決めるが「体を治して精神的にもフレッシュになって戻ってきたい」と話した。

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2014年2月22日のニュース