ベルグスマ五輪新V!オランダ勢、今大会4度目の表彰台独占

[ 2014年2月20日 05:30 ]

ソチ五輪スピードスケート男子1万メートル

(2月18日)
 男子1万メートルは18日に行われ、オランダ勢が男女合わせ今大会4度目となる表彰台独占となった。5000メートル銅メダリストのヨリット・ベルグスマが12分44秒45の五輪新記録で初優勝。長距離2冠を狙ったスベン・クラマーが4秒57差の2位、3位は37歳のボブ・デヨングだった。

 五輪新記録を出したベルグスマは、最終組のクラマーが失速するのを見て優勝を確信すると、帽子を振り回して狂喜乱舞した。記録の出にくい低地リンクで、クラマーの世界記録に約3秒と迫った新王者は「最高の気分。やっとクラマーに勝てた」と誇らしげだった。婚約者は同じスケーターのヘザー・リチャードソン(米国)。金メダルを期待された1000メートルで7位に終わったフィアンセの分まで戦った。「彼女はがっかりしていたけど、僕のメダルを見て少しでも喜んでくれれば」と照れくさそうに語った。

 ◆ヨリット・ベルグスマ(オランダ=スピードスケート男子1万メートル)今大会は5000メートルで銅メダル。昨季はW杯で総合優勝し、ソチで行われた世界距離別選手権で1万メートルを制した。1メートル90、73キロ。28歳。

続きを表示

2014年2月20日のニュース