真央 上々の最終調整 3回転半も2度成功 5分早く切り上げ

[ 2014年2月19日 18:51 ]

 上々の最終調整だった。浅田はSPで鍵を握るトリプルアクセル(3回転半)を2回決めた。ショパンのピアノ曲「ノクターン」に乗せた演技では2回転半だったが、チーム関係者は「音楽を流すまでの練習できれいに跳んでいたから、形だけ確認したのではないか」とみる。佐藤信夫コーチとリンクサイドで話し合い、40分の練習を約5分早く切り上げた。

 大きな期待を背負って立つ2度目の五輪。前回にコーチを務めたタラソワさんも心配そうに練習を見守り、ジャンプが決まると拍手して喜んだ。苦楽を知る関係者も特別な思いで勝負の行方を見守った。

 今季限りで引退する意向を示したのは、残り1年を「ファンの方に応援してもらえたら」と思ったから。その集大成の舞台へ「日本での練習は今までで一番いい状態。自分に集中してできれば大丈夫」と話す。練習を終えてリンクから去る際、手を振って会場の声援に応えた。

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2014年2月19日のニュース