ヌード映像流出で物議 レバノン女子回転選手 擁護の声も

[ 2014年2月16日 07:15 ]

 ソチ五輪のアルペンスキー女子回転に出場する中東レバノンのジャッキー・シャムーン選手(22)の上半身裸の映像や写真が16日までにインターネット上に流出した。担当閣僚が「国の評判」にかかわるとして調査を命じる騒動となったが、国内では選手擁護の声が相次いでいる。AP通信が報じた。

 シャムーン選手によると、流出したのは3年前にカレンダー用の写真を撮影した際、その準備として撮られた映像などで、公開されるはずではなかった。シャムーン選手は自身のフェイスブックで「レバノンは保守的な国で、これらの画像は私たちの文化を反映したものではない」として「謝罪」を表明した。

 しかし、地元メディアやインターネットでは、内政の混乱や汚職を克服できない政治家が選手を批判する偽善を指摘し「裸になったからといって謝る必要はない」などとシャムーン選手を支持する意見が多数掲載されている。同選手に連帯して自分のセミヌード写真を投稿、それを載せるウェブサイトも登場した。

 シャムーン選手はキリスト教徒。競技出場は21日の予定。(共同)

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2014年2月16日のニュース