高橋大輔 順位に不満も晴れ晴れ「自分にとっては最高のソチ」

[ 2014年2月15日 05:55 ]

ソチ五輪 男子フィギュアで6位となった高橋
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ソチ五輪フィギュアスケート男子フリー

(2月14日 アイスベルク・パレス)
 完全に力を出し切れなかったという思いと最後までやり切ったという思い、そして現役最後の大舞台を終えた安ど感…高橋大輔(27=関大大学院)の表情には様々な感情が交錯していた。

 SPに続きフリーでも冒頭の4回転ジャンプで着氷が乱れ、得点もパーソナルベストに20点近く及ばない164・27点止まりでは「出来としても成績としても満足がいくものではなかった」。昨年11月に痛めた左足は万全からは程遠く「自分自身精一杯できた」としながらも「これが自分の実力なんだなと、あらためて感じた」と涙ぐんだ。

 それでも最後まで全力で滑り切ったことは財産になる。「自分自身もかなりきつかったですけど、気持ちだけはあきらめないで最後までやって良かったと思います」と一転穏やかな表情に。

 1994年2月14日。7歳で初めてスケート靴を履き、氷の上に立った。それから20年後の同じ日、五輪の舞台で“集大成”の演技を終えた。

 自身3度目で最後となった五輪を振り返り「悔しかったり辛かったりいろんな思いがあるソチでしたけど、でも自分にとっては最高のソチだったと思います」と晴れ晴れとした笑顔を見せた。

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