沙羅 神妙帰国 4年後へ「精神面も磨いていけたら」

[ 2014年2月15日 05:30 ]

<スキージャンプ女子日本代表帰国>大勢の人の出迎えを受けて帰国する(手前右から)高梨沙羅、伊藤有希、山田優梨菜、山田いずみコーチ

ソチ五輪ジャンプ女子

 スキーの女子ジャンプで4位に終わった高梨沙羅(17=クラレ)ら3選手が14日、成田空港に帰国した。W杯通算19勝の実績を引っ提げながらも、メダルを獲れなかった責任を背負い込む高梨は「たくさんの方に応援していただいたのに、結果を残すことができなかったので、申し訳ない気持ちでいっぱいです」と神妙な表情。4年後に向けての課題として「技術もそうですけど、精神面も磨いていけたらいい」と話した。

 表彰台を逃しても注目度は抜群で、空港にはテレビカメラ6台を含む報道陣約50人が押し寄せた。空港に居合わせた利用客から「お疲れさま」と声を掛けられた瞬間だけは小さく笑みを浮かべたものの、それ以外の場面では表情が硬いまま。空港職員が大声で怒号を飛ばすなどピリピリムードも漂ったが、高梨本人は努めて落ち着いて振る舞う姿が逆にショックの大きさを感じさせた。

 今後は国内で静養を取り、3月1、2日のW杯ルーマニア大会に参戦する予定で「この後もW杯が続くので、リベンジしたいと思う」と意気込みを語った。

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2014年2月15日のニュース