コーチは羽生と同じ…フェルナンデス　９０点に届かず金遠のく

ソチ五輪フィギュアスケート男子ＳＰ

　１月の欧州選手権で２連覇したフェルナンデスは９０点に届かず、羽生とチャンから大きく離されて３位。スペイン選手団の旗手を務めた昨季の世界選手権銅メダリストは、金メダルが遠のき「４年に１度の舞台でいい演技ができずに残念」と肩を落とした。

　冒頭の４回転サルコーで着氷が崩れ、基礎点が１・１倍となる演技後半に組み込んだ２連続３回転ジャンプでも二つ目が乱れた。３～６位までが８６点台で、銅メダル争いが混戦模様。羽生と同じオーサー・コーチに師事する２２歳のスケーターは「取るべき点数を取る」とフリーを見据えた。（共同）