スマイルジャパン “幻ゴール”で無念の予選敗退

[ 2014年2月13日 05:30 ]

<日本・ロシア>敗戦に肩を落とす日本チーム

ソチ五輪アイスホッケー女子下位リーグ 日本1―2ロシア

(2月11日)
 メダルへの夢が絶たれた。世界ランク10位のアイスホッケー女子日本代表「スマイルジャパン」は11日、同4位のロシアに1―2と敗れ、2連敗で決勝トーナメントへの道を絶たれた。

 第1ピリオドに先制を許すと第3ピリオド開始直後にDF床(とこ)亜矢可(19=西武)が同点ゴールを決めたものの、最後は日本の数的有利な場面でファンブルしたパックを奪われてカウンターから失点、苦い予選敗退となった。

 待望の得点は第3ピリオド開始33秒。パックオフから「来るかもしれない。来たら打つと決めていた」とDF床は構えた。飯塚監督が「モーションが小さく速いシュートが打てる」と絶賛するシュート。浮き球になり、ゴールに吸い込まれた。得点の際に行うお辞儀パフォーマンスも出たが、勝利にはつながらず「得点はうれしい。でも勝てなくて凄く悔しい」と複雑な表情を見せた。

 “幻のゴール”にも泣いた。第1ピリオドの18分、FW足立のシュートのリバウンドをFW浮田が押し込み、ゴールラインを割ったかに見えたが、判定はノーゴールとなった。13日は1次リーグ最終戦となる世界ランク7位のドイツ戦。指揮官は「順位決定戦もあるので最高の5位を狙う」と今後の目標を掲げた。そのためにもまずは五輪初勝利だ。

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2014年2月13日のニュース