メダル1号は角野がいただく 難コースも「実力差出ていい」

[ 2014年2月6日 05:30 ]

報道陣の質問に笑顔でこたえる角野

 日本選手団の先陣を切ってスノーボード・スロープスタイル(SS)男子の角野友基(17=日産X―TRAIL)が出陣する。6日のSS予選がソチ五輪の最初の競技。5日の公式練習で最終調整を終えた後も「音楽を聴いて、寝て、起きて。いつも通りに準備する」と初の五輪に緊張した様子はなかった。

 新種目のSSについては「ダイナミックなところと繊細なところを持ち合わせている。いろいろな驚きがあるはず」と魅力を語る。斜面を滑り降りながら、鉄のレールなどがある障害物セクションと3つのジャンプ台セクションでそれぞれ技を繰り出す。「自分の長所はジャンプ。頑張って練習してきたので見てほしい」とアピールした。大会前の練習ではコースが危険という声が上がり、ジャンプ台の飛び出し口など多少の改修も施された。角野は「どの台やジャンプでもケガのリスクは一緒。五輪なので実力差が出るこのぐらいのコースでいい」と自信満々。競技の広がりにも思いを寄せる17歳は「僕がメダルを獲ることで自分にも可能性があると考えるスノーボーダーが増えてほしい」と派手なエアでソチの空に夢をかける。

続きを表示

2014年2月6日のニュース