溝口氏ら新評議員30人決定 全柔連の組織改革が一段落

[ 2014年1月31日 19:10 ]

 全日本柔道連盟(全柔連)は31日、東京都文京区の講道館で評議員選定委員会を開いて新たな評議員30人を決め、女性枠に1992年バルセロナ五輪女子52キロ級銀メダルの溝口紀子氏が入った。女性はほかに日本棋院理事で囲碁六段の小川誠子氏ら計7人。外部の学識経験者は3分の1を占めた。任期は2月1日から2017年6月まで。

 女性が1人だけだったこれまでの評議員53人は一連の不祥事の責任を取って31日付で総辞職した。女子日本代表での暴力指導問題が発覚して1年で、全柔連の組織改革は一段落した。

 選定委で全柔連の宇野博昌事務局長は溝口氏の選出について「海外の柔道についても詳しいし、多様な意見を反映させてほしい」と説明した。

 九州ブロックからは76年モントリオール五輪軽重量級金メダルの二宮和弘氏ら、全日本学生柔道連盟枠からは元世界王者の正木嘉美・天理大監督が入った。

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