条治「今は疲れている状態」 五輪照準!V字回復計画

[ 2014年1月30日 05:30 ]

搭乗前にインタビューに答える加藤条治

 両エースが世界一を競う。ソチ五輪スピードスケート日本代表17選手が29日、成田発の航空機でモスクワに向けて出発した。男子500メートルの加藤条治(28)、長島圭一郎(31=ともに日本電産サンキョー)は金メダル奪取を宣言。10日(日本時間午後10時~)の本番に向け、現地で総仕上げに取りかかる。

 加藤が金メダルへのV字回復計画を遂行する。10年のバンクーバー五輪で銅メダルに終わった苦い経験から、この4年間、調子を最高の状態にするピーキングを試行錯誤してきた。今回は年明けにベストラップを記録するなど好調。そこであえて厳しい練習で追い込んだ。「今は疲れている状態。でも計算された疲れ。(ピーキングは)ピッタリ」と一度、調子を落とし、ここから再び上げていくプランだ。「勝負の世界で満足は金メダルを獲らない限りない。新しい気持ちで挑戦できる」と前回の忘れ物を取りに行く考えだ。

 今季W杯2勝の長島も準備万端。18、19日の世界スプリント選手権でスケート靴の刃も微調整し。混戦が予想される今回は「(銀メダルを獲得した)前回より厳しい状況」と語り、「集中していきたい。金メダルを目指して頑張りたい」と表情を引き締めた。

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2014年1月30日のニュース