遼“最優先”来季シードへ前進「出場して良かった」

[ 2014年1月21日 05:30 ]

最終ラウンド、通算17アンダーで25位となった石川遼

USPGAツアーヒューマナ・チャレンジ《最終日

(1月19日 米カリフォルニア州ラキンタ PGAウエスト・パーマーコース=6950ヤード、パー72)
 34位で出た石川遼(22=CASIO)は、ボギーなしの5バーディー、67の通算17アンダーで回り、25位だった。パトリック・リード(23=米国)が71の通算28アンダーでツアー2勝目を挙げた。石川は次戦、松山英樹(21=LEXUS)もエントリーしているファーマーズ・インシュランス(23日、米カリフォルニア州)に出場する。

 石川はバックナインで強さを見せた。1つ伸ばして折り返すと、11番パー5は2オンに成功してバーディー。13番パー4はラフから残り6ヤードの3打目をウエッジで直接決めると、14、17番でもスコアを伸ばして67。前週の予選落ちで、急きょ予定を変えて出場したが、25位と健闘し「いろんな意味で出場して良かった」と笑顔を見せた。

 米ツアーは最終戦のウィンダム選手権までのポイントの積算で、上位125人が来季のシードを得る。石川は今大会で42・5点を加えて340点で19位。「450点で(125位以内は)ほぼ安泰」と昨年までの数値から計算した“当確ライン”へ着実に近づいた。

 かつては常に優勝争いを意識していたが、「まずは来年も米ツアーでやるというのが一番」とシード権の獲得を優先。世界ランクは現在83位で、64位までが出られる世界マッチプレー選手権(2月19日、アリゾナ州)や50位以内が条件のマスターズ(4月10日、ジョージア州)を目指せる位置にいる。それでも「シードのラインを越えたらもっとスケールのでかいゴルフをしたい」としばらくは足場固めに専念する。

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2014年1月21日のニュース