遠藤 土俵際で驚異の粘り 「運も実力」で逆転白星

[ 2014年1月15日 20:33 ]

遠藤(左)が下手投げで宝富士を破る

大相撲初場所4日目

(1月15日 両国国技館)
 大歓声に後押しされたかのように、遠藤が絶体絶命の体勢から驚異的な粘りで逆転した。

 「運も実力のうちというけど、本当にラッキー。ああいう相撲が勝ちにつながると乗っていける」。宝富士の寄りに後退したが、得意の左四つで残す。俵伝いに足を送って回り込み、柔らかい体を存分に生かしての左下手投げで際どく制した。

 日大時代のコーチの助言でこの日のような防戦を想定し、先場所あたりから攻めさせておいて投げる稽古を積んでいたという。「稽古場でやってきたことを、ここでやるんだと思っていた。意識してやるのではなく、体に染みつかせたい」と一風変わった逆転勝ちへの意識を語った。

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2014年1月15日のニュース