稀勢、連合稽古で21番 押し相撲相手に動き確認

[ 2014年1月4日 16:45 ]

 大相撲初場所(12日初日・両国国技館)で2度目の綱とりに挑む大関稀勢の里が4日、東京都墨田区の片男波部屋で始まった二所ノ関一門の連合稽古に参加し、幕内松鳳山、豪風と21番連続で取り「この1週間で調子をどんどん上げていく」と勝負の場所を見据えた。

 年末年始も元日しか休まなかった稀勢の里は、場所前初の出稽古で、突き、押しが得意の小兵を相手に選んで動きを確認した。守勢に回ると引いて土俵を割るなど両力士に2敗ずつしたが、中盤からは力強い出足で12連勝。尾車親方(元大関琴風)ら一門の親方衆の前で順調な調整ぶりを披露し「もっともっと(動きの)精度を高め、相手にしっかりと力が伝わるようにしたい」と明るい表情で話した。

 連合稽古は7日まで行われ、稀勢の里にとっては多くの力士とぶつかり合う貴重な場となる。初日まで約1週間。和製横綱誕生の期待を一身に背負う27歳の大関は「きょうよりもあした、あしたよりもその次と思って頑張っていく。毎日を気持ち良くやっていきたい」と静かに気合を高めた。

続きを表示

2014年1月4日のニュース