東海大仰星 進化した“ノーラック”で圧倒

[ 2014年1月4日 05:30 ]

<報徳学園・東海大仰星>前半、タックルをかわし突進する東海大仰星・野口

第93回全国高校ラグビー第5日 東海大仰星66―17報徳学園

(1月3日 花園)
 開始早々に2トライを奪われ東海大仰星フィフティーンの目が覚めた。前半8分にラインアウトからのモールをプロップ西田がトライ。同13分にはロック西野、同17分にもプロップ藤井がゴール前でパスを受けて飛び込み、ポイントをつくらない持ち味の“ノーラック・ラグビー”で強敵をねじ伏せた。

 「強いと言われる報徳フォワードに勝ててうれしい。仰星はバックスのチームと言われるけど、フォワードも通用するという意識でやりました」と藤井。昨年4月に立命大アメフト部出身で、学生時代に日本一を経験した井上侑樹コーチ(26)がチームに加わり、トレーニング方法が進化。4人が手をつないで100メートルを往復して走る「手つなぎラン」などでスタミナアップを図った。準決勝は東福岡が相手。同校には、2年前の決勝で敗れているだけに湯浅監督は「まだまだ試合をつくる上で下手な部分がある」と手綱を締めた。

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2014年1月4日のニュース