日本代表HCがほれ込む逸材 報徳・梶村が圧勝劇演出

[ 2013年12月31日 05:30 ]

<報徳学園・黒沢尻北>前半、報徳学園・梶村が突進する

第93回全国高校ラグビー大会2回戦 報徳学園55―0黒沢尻北

(12月30日 花園ラグビー場)
 規格外の怪物が圧勝劇を演出した。報徳学園(兵庫)のCTB梶村(3年)は前半4分の先制トライをアシストするパスを投げ、同7分は30メートルを走り切ってトライ。後半7分にはインゴールにゴロキックし、FB山村知(1年)が押さえた。梶村がパス、ラン、キックと攻撃全ての能力を見せつけた。

 日本代表のヘッドコーチ、エディー・ジョーンズ氏がその才能にほれ込む逸材だ。8月に台湾であったU19アジア選手権に出場。活躍を評価されると、9月と10月の日本代表合宿に練習生として参加。19年W杯はもとより、15年W杯も視野に入れる梶村は「(次戦は)相手をなぎ倒すくらいに」と気迫全開だ。日本代表合宿でフィジカルの重要性を痛感し、約3か月で7キロ増の98キロにパワーアップ。1日5食と筋力トレで体を鍛えてきた。「全国優勝したい」。超高校級のスター候補生が報徳を初の頂点へ導く。

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2013年12月31日のニュース