稀勢の里 稽古総見で白鵬と白熱の攻防 横審委員長「期待できる」

[ 2013年12月26日 18:15 ]

横綱審議委員会の稽古総見で稽古する稀勢の里(奥)と鶴竜=東京・両国国技館の相撲教習所

 大相撲初場所(来年1月12日初日・両国国技館)を前にした横綱審議委員会(横審)による稽古総見が26日、東京・両国国技館内の相撲教習所で行われ、2度目の綱とりに挑む大関稀勢の里は横綱白鵬と2勝5敗で、右差しを許せば歯が立たなかったが、前へ出る力で上回って押し出すなど白熱の攻防だった。

 合計18番取って7勝11敗ながら、内容的にはまずまず。横審の内山斉委員長は「稀勢の里は稽古を見る限り、充実している。期待できる」と話した。

 横綱日馬富士は左足首痛のために大事を取り、左肩脱臼で先場所を途中休場して関脇に転落した琴欧洲とともに相撲を取らなかった。かど番の大関琴奨菊は欠席した。

 稀勢の里は師匠の名跡変更により、所属が鳴戸部屋から田子ノ浦部屋になった。

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2013年12月26日のニュース