４９ｅｒｓ　５連勝でＰＯ出場決定　本拠ラスト飾る

＜ファルコンズ・４９ｅｒｓ＞８９ヤードを走り切って逆転のＴＤを決める４９ｅｒｓのＬＢナボーロ・ボウマン（５３）

　昨季のＮＦＬスーパーボウルに出場した４９ｅｒｓは地元サンフランシスコでファルコンズを下して５連勝。１１勝４敗として３季連続のプレーオフ出場を決めただけでなく、ＮＦＣ西地区での３連覇にも望みをつないだ。試合は土壇場でオンサイドキックをキープされて自陣１０ヤードまで攻め込まれるなど大苦戦。しかし残り１分１１秒、ＣＢトラメイン・ブロック（２６）がフ軍ＷＲハリー・ダグラス（２９）の手の中にあったボールをかき出し、それを拾ったＬＢナボーロ・ボウマン（２６）が８９ヤードを走りきってとどめのＴＤをマークした。

　殊勲のＴＤを挙げた４９ｅｒｓのボウマンは「タックルにいったらボールが自分の方にやって来た。あとは必死で走った」と興奮気味だった。この日が５０歳の誕生日だったハーボー監督は「生涯最高のバースデープレゼントだ」と笑顔を見せた。７１年完成の本拠地キャンドルスティック・パークは今オフに取り壊されるため、これが最後の試合。キックオフの前にはヤングやライスといったかつての名選手が顔をそろえたが、その“卒業式”にふさわしい劇的なエンディングとなった。

　≪どうなる４９ｅｒｓ？≫４９ｅｒｓは最終週でＮＦＣ西地区３位で１０勝５敗のカージナルスと対戦。この試合に勝って西地区首位のシーホークスと南地区首位のパンサーズがともに敗れると、ＮＦＣの第１シードとなる。