登坂V2 第1ピリオド0―4も「ここで負けたら…」

[ 2013年12月23日 05:30 ]

女子48キロ級決勝 入江ゆき(右)を破り、2連覇を達成した登坂絵莉

レスリング全日本選手権第2日

(12月22日 東京・代々木第2体育館)
 女子は48キロ級で世界選手権優勝の登坂絵莉(至学館大)が決勝で入江ゆき(九州共立大)に14―4でテクニカルフォール勝ちし、2年連続2度目の優勝を達成した。67キロ級は世界選手権銅メダルの土性沙羅(至学館大)が3連覇。男子フリースタイルは74キロ級でロンドン五輪代表の高谷惣亮(ALSOK)が3年連続3度目の優勝を飾った。

 第1ピリオドを終えて0―4と劣勢だった登坂だが、第2ピリオド30秒すぎに「危ない。このままじゃ負けちゃう」と身長1メートル52の小さな体にスイッチが入った。タックルで2点を返すと、ここから独壇場。倒した入江の両足首をクロスさせ、両手で固めるアンクルホールド。相手の体を何度も回して面白いように加点した。20歳は「ここで負けたら(9月に)世界チャンピオンになった意味がない」とプライドを見せた。

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2013年12月23日のニュース