近藤が世界女王&五輪金から連続一本V 柔道GS開幕

[ 2013年11月29日 20:15 ]

<柔道GS女子48キロ級>優勝した近藤はメダルをかんでピースサイン

 柔道のグランドスラム東京大会第1日は29日開幕。東京体育館で男女計5階級が行われ、男子60キロ級で世界選手権金メダルの20歳、高藤直寿(東海大)が優勝した。決勝で金ウォンジン(韓国)に肩車で一本勝ちし、連覇を果たした高藤は「やっと世界チャンピオンらしい試合ができた。来年は1年間無敗を目指したい」と力強いコメント。

 66キロ級は高上智史(日体大)が2年ぶりに制し、世界選手権銅メダルの福岡政章(ALSOK)は3位決定戦で敗れた。

 女子は48キロ級で18歳の近藤亜美(大成高)が決勝で世界女王のウランツェツェグ・ムンフバット(モンゴル)から小内巻き込みで一本を奪い初優勝した。準決勝でもロンドン五輪覇者のサラ・メネセス(ブラジル)に一本勝ちした。「世界一」から連続「一本」の快挙。「初出場の大会なので思い切って試合をした。一本を取る柔道が自分の軸。観客に凄いと思ってもらえるような柔道を目指している」と喜びを語ったが、言葉通りの内容だった。

 52キロ級で世界選手権3位の橋本優貴(コマツ)は4試合全て一本勝ちで連覇。57キロ級は宇高菜絵(コマツ)が初V。連山本杏(国士舘大)と18歳の出口クリスタ(長野・松商学園高)が3位だった。

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