稀勢の里 2度目の綱獲りへ 目安は13勝以上の優勝

[ 2013年11月24日 20:11 ]

鶴竜(左)を寄り切りで破る稀勢の里

大相撲九州場所千秋楽

(11月24日 福岡国際センター)
 日本相撲協会の北の湖理事長(元横綱)は大相撲九州場所千秋楽の24日、優勝した日馬富士に準じる13勝目を挙げた大関・稀勢の里について「両横綱を破っての13勝は重みがある。今場所の勢いを大事にして、来場所は周囲の期待に応えてほしい」と述べ、来年1月の初場所が綱とりとなることを明言した。

 北の湖理事長は稀勢の里に優勝経験がない点を重視し「来場所は13勝以上で優勝しなければ駄目だ」との見解を示した。「チャンスが訪れたのだから、チャレンジする気持ちで頑張ってほしい」と、待望される和製横綱誕生へ期待を寄せた。

 今場所の稀勢の里は8日目までに2敗を喫したが、13、14日目に日馬富士と白鵬の両横綱に完勝。千秋楽の大関鶴竜戦も制した。横綱昇進に挑むのは7月の名古屋場所以来2度目。昇進問題を預かる審判部の鏡山部長(元関脇・多賀竜)は「(目安は)13勝以上の優勝だろう。物議を醸さない成績で上がってほしい」と激励した。

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2013年11月24日のニュース