千代鳳が初の十両優勝 元幕内の宝千山が三段目優勝

[ 2013年11月24日 16:09 ]

 大相撲九州場所千秋楽の24日、十両は千代鳳(鹿児島県出身、九重部屋)が照ノ富士(モンゴル出身、伊勢ケ浜部屋)を寄り切り、13勝2敗で初優勝した。

 三段目は7戦全勝同士による優勝決定戦で、幕内経験者の宝千山(青森県出身、境川部屋)が爆羅騎(埼玉県出身、式秀部屋)に勝った。

 幕下は元幕内の土佐豊(高知県出身、時津風部屋)、序二段は元十両の慶天海(鹿児島県出身、阿武松部屋)、序ノ口は琴仁成(東京都出身、佐渡ケ嶽部屋)がいずれも7戦全勝で13日目に優勝を決めた。

 ◆千代鳳(ちよおおとり=本名木下祐樹)東2枚目、鹿児島県志布志市出身、九重部屋。08年夏場所初土俵。12年春場所新十両。ことし夏場所新入幕。得意は突き、押し。179センチ、179キロ。21歳。十両千代丸は実兄。

 ▼千代鳳の話 今場所は8日目から立ち合いが良くなり、攻めが速くなった。体も動いていた。来年はずっと幕内で相撲を取って、横綱、大関とも対戦したい。千代大龍の胸を借りて稽古する。

 ◆宝千山(ほうちやま=本名棟方幸観)西7枚目、青森県弘前市出身、境川部屋。00年春場所初土俵。06年秋場所新入幕。ことし夏場所から幕下、今場所から三段目に落ちていた。得意は突き、右四つ、寄り。188センチ、150キロ。31歳。

 ▼宝千山の話 落ちるところまで落ちたので、思い切りやるだけだと開き直った。優勝できたことで気持ちがまた前向きになれる。関取に戻りたい。

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2013年11月24日のニュース