日馬 5場所ぶり賜杯!「親方に恩返し」相星決戦で白鵬下す

[ 2013年11月24日 17:34 ]

6月に誕生した長男・バトエルデネ君にチューをする日馬富士

 大相撲九州場所千秋楽(24日、福岡国際センター)、日馬富士は白鵬との横綱相星決戦を速攻で寄り切り、6度目の優勝。5場所ぶりに賜杯を奪回した。白鵬は連敗で、大鵬以来の史上2人目の2度目の5連覇はならなかった。

 大関・稀勢の里は大関・鶴竜を寄り切り13勝。来年初場所で綱獲りに挑む。

 日馬富士が「横綱になってからケガもありました…親方、後援会、そしてファンの皆様の力で優勝することができました。ありがとうございました」と優勝インタビューに答えると、館内から大歓声が起こった。また、体調不良で入院した師匠の伊勢ケ浜親方(元横綱・旭富士)に「恩返しができてよかった」と何よりの薬になる優勝を喜んでいた。

 ▼北の湖理事長(元横綱)の話 今場所の日馬富士は前へ踏み込んだのが良かった。これでやっと気持ちも落ち着くだろう。稀勢の里は(綱獲りの)チャンスが訪れたのだから、チャレンジする気持ちで頑張ってほしい。

 ▼鏡山審判部長(元関脇・多賀竜)の話 (日馬富士は)今場所は全体的に立ち合いが良くてしっくりきていたんじゃないか。これでこそ横綱。(白鵬は)時の運だからしょうがない。

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