孔明 逆転賞金王へ“大漁”チャージ 松山との差縮める

[ 2013年11月24日 05:30 ]

1番、ティーショットを放つ小田孔明

男子ゴルフツアー ダンロップ・フェニックス第3日

(11月23日 宮崎県宮崎市 フェニックスカントリークラブ=7027ヤード、パー71)
 小田孔明(35=フリー)が8バーディー、5ボギーと出入りの激しい内容ながら68で回り、通算2アンダーで前日の19位から7位に浮上した。現在の獲得賞金は約9121万円のランク4位で、1位の松山英樹(21=東北福祉大)とは約6323万円差。逆転賞金王を目指し、最終日の猛チャージを狙う。前年覇者のルーク・ドナルド(35=英国)が65で回り、通算9アンダーで首位を守った。
【第3R成績】

 首位のドナルドの背中は遠くなったが、賞金王を争う“ライバル”に差を広げられるわけにはいかない。7位に浮上した小田は「(賞金ランク2位の)金亨成が上におるから頑張らんと。ちょっとでも上にいって最終戦(日本シリーズ)まで(賞金王争いを)持っていきたい」と意気込みを口にした。前日はパットが決まらなかったが、この日は「しっかり打った」と8番で6メートルを沈めるなど8バーディーを量産。平均パットは2日目の1・80(40位)から1・27に大幅に改善され1位となった。

 ゴルフ界きっての太公望。シーズン後は船で2時間半かけて対馬沖のブリを釣りに行く予定。年末には正月相場で1キロ1万円ほどに値上がりするそうで「30尾は釣るよ」と楽しみにしている。

 賞金ランク1位の松山とは通算2アンダーで7位に並んでいる。今大会は2位でも賞金が2000万円あるだけに、少しでも松山、金亨成、3位の片山より上にいけば、逆転キングの望みもつながる。「カシオに向けていい手応えで回っておきたい」。過去2勝を挙げているカシオワールド・オープン(28日開幕)で差を埋めるためにも、松山と回る最終日の直接対決に集中する。

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2013年11月24日のニュース