ソチでマンホールのフタ800個盗難 運営も街も穴だらけ…

[ 2013年11月14日 06:00 ]

 冬季五輪の開幕を3カ月後に控えたロシアのソチで、大量のマンホールのフタが盗まれるという事件が発生。13日付のモスクワ・タイムズによれば毎日30個から50個が路上から消え、ここ数週間で盗まれた金属製のフタは800個を数えている。ソチのパホモフ市長は「フタの盗品売買がビジネスになっていて、それが市の財政を悪化させている」と困惑気味。ロシアではマンホールのフタは1個100ドル(約1万円)で取引されており、市内に20社ある金属の回収業者のうちの数社が買い取っているとしている。

 すでに多額の予算超過、工期の遅れ、治水事業の不備、産業廃棄物の不法投棄など問題が山積みのソチ五輪。フタの盗難防止対策はなく、“穴だらけ”と批判されている大会運営に本物の?穴が開くことになりそうだ。

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2013年11月14日のニュース