ソフト協会、不正取得で5人の審判員資格取り消し

[ 2013年11月5日 11:37 ]

 日本ソフトボール協会の公認審判員試験で佐賀県協会の元理事長(66)と会員4人が試験を受けずに資格を取得したとして、日本協会が4月の理事会で5人の資格を取り消していたことが5日、分かった。虚偽報告の規定に基づき、2016年春まで佐賀県内で日本協会主催の公式戦を認めないとする通達を出した。除名処分も検討している。

 日本協会によると、5人が取得したのは全国大会を審判できる「第1種」の資格で年1回の筆記と実技の試験で合否を判定する。1月に内部告発があり、第三者委員会を設置。元理事長は実技、4人は筆記と実技を受けていないと認定したという。さらに「元理事長から責任者に合格させるよう口利きがあった」と判断して処分を決めた。元理事長は日本協会の評議員を解任されている。

 元理事長は取材に、口利きは「まったくの事実無根」と強調した。その上で、試験を受けずに合格したことは認めたが、「私は足が不自由なので実技試験は免除されたと思っていた」と説明。他の4人については「病気などで受験できなかったが受験料と資格の認定料を支払ったら認定された」と述べた。

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2013年11月5日のニュース