美姫に続く険しい道 全日本優勝が必要、スコア200点の争い

[ 2013年11月5日 06:00 ]

ジャンプした後、バランスを崩す安藤

フィギュアスケート 東日本選手権最終日

(11月4日 群馬県総合SCアイスアリーナ)
 全日本選手権の出場権を獲得した安藤だが、ソチ五輪代表入りには厳しい状況だ。

 五輪代表枠は3で、全日本の優勝者は決定。2人目はGPファイナル日本人最上位メダリストと全日本の2、3位選手の中から選考。2人目の選考から漏れた選手と、世界ランク日本人上位3人、国際大会のベストスコア日本人上位3人の中から3人目の代表を選考する。GPファイナルに出場せず、世界ランクも上位に入ることが難しい安藤には、全日本優勝が必要と言える。

 浅田は今季GP初戦のスケートアメリカで、ジャンプが完璧ではない中で204.55点をマークして優勝。鈴木もスケートカナダで193.75点の2位と好発進した。村上は中国杯で165.95点の4位に終わったが、SP、フリーともにジャンプでミスが目立った。精彩を欠く内容でも、安藤の今季ベスト162.86点(ネーベルホルン杯)を上回っている。昨年の全日本で3位に入った宮原も成長。全日本の優勝スコアは200点前後で、ステップやスピンで得点を稼げない安藤には厳しい数字だ。

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2013年11月5日のニュース