白井 新技3つ目「シライ2」認定 国際技術委「偉業」

[ 2013年10月26日 06:00 ]

 体操男子の白井健三(17=神奈川・岸根高)が世界選手権(ベルギー・アントワープ)の床運動で披露したF難度の「前方伸身宙返り3回ひねり」について、国際体操連盟(FIG)が主要国際大会で初めて成功したと認定し「シライ2」と命名したことが24日、関係者への取材で分かった。

 6日閉幕の世界選手権で、白井は日本史上最年少王者に輝いた床運動で新技「後方伸身宙返り4回ひねり」を決めて「シライ」と名前が付いた。「シライ」と「シライ2」はともに採点規則に載っていたが、命名の条件となる五輪や世界選手権などで成功例がなかった。跳馬の「シライ/キムヒフン」と合わせ、3つ目の新技となった。

 FIGのブッチャー男子技術委員長は25日、白井について「彼の未来は間違いなく明るい。3つも新技に成功したことは、この数十年で見たことのない偉業」と称賛。さらに「輝かしい日本の体操史の中で進化していく姿を楽しみにしている」とエールを送った。

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2013年10月26日のニュース