カネボウ陸上部、駅伝辞退 年内自粛、白斑問題影響

[ 2013年10月25日 13:41 ]

 美白化粧品で肌がまだらに白くなる「白斑」の被害を出したカネボウ化粧品は25日、同社の陸上部が問題の影響に配慮して東日本実業団対抗駅伝(11月3日・埼玉県)の出場を辞退したことを明らかにした。東日本実業団連盟に辞退届を提出し、受理された。合宿などの活動自体は継続するが、少なくとも年内は駅伝以外の大会出場も自粛するという。

 音喜多正志監督は「陸上部も今回の事態を大変重く受け止めている。会社の方針を理解し、辞退することになった」と広報を通じてコメントした。東日本駅伝は来年元日の全日本実業団対抗駅伝の予選を兼ねており、連続出場は32回で途切れた。

 カネボウ陸上部はマラソンで活躍した伊藤国光や現コーチでマラソン日本記録保持者の高岡寿成ら名ランナーを輩出。全日本実業団駅伝は全チーム最多の52回の出場を誇り、4度の優勝経験がある。

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2013年10月25日のニュース