一部理事で会長代行選任 IH連盟混迷、無効見解も

[ 2013年10月20日 20:38 ]

 役員改選で混乱している日本アイスホッケー連盟で、9月の評議員会で選ばれた理事18人のうち8人が20日、東京都内に集まり、会長代行として弁護士の塗師純子さんを選んだ。会合は理事会として開かれたが、成立しないとする意見もあり、混迷を深めている。

 評議員会では役員推薦委員会の役員案に対し、一部の評議員が独自案を提出し、双方から18人が新理事として選ばれた。しかし後になって奥住恒二会長らが、役員推薦委を経ていない5人を理事と認めない見解を表明。この日はこの5人も出席した。塗師会長代行は「ソチ冬季五輪も迫っており、苦渋の策で一時的な態勢」と話した。

 会合に出なかった奥住会長は「法的に正しければ認めるが、5人の理事当選が有効かどうか定まっていない」と疑問を呈した。次期会長候補として一本化されていた元駐ブルガリア大使の竹田恒治氏は混乱を理由に辞退している。

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2013年10月20日のニュース