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出場枠増で命拾い 中大85回連続箱根!歴史つないだ

29年ぶりに予選会に回った中大・代田主将(左端)は、12位で予選通過が発表されると思わず号泣する

第90回東京箱根間往復 大学駅伝競走予選会
(10月19日 陸上自衛隊立川駐屯地~国営昭和記念公園の20キロ)
 優勝14回を誇る名門・中大が12位で辛くも本大会の出場権を確保した。今年の本戦では出場87回目で初の途中棄権を味わい、28年間守り通したシード権も喪失。故障者が出た影響などでこの日も万全のレースではなく、本来なら予選落ちの順位だった。しかし、記念大会で通過枠数が増えたことにも救われ、継続中の最多連続出場記録を85回に伸ばした。東農大が44校中トップの合計タイム10時間4分35秒で、7年連続69回目の出場を決めた。

 他校の名が次々に呼ばれていく。順位発表を待つ間、代田修平主将(4年)は生きた心地がしなかった。レース後の自分たちの計算では13位以内に入っているはずだ。だが「本当に最悪の事態も考えていた」。12位で中大が呼ばれた瞬間、思わず膝に手をついた。安どの気持ちは大粒の涙となってあふれた。

 苦しい道のりだった。1月の本大会後、ゴールまでつなげられなかったたすきを額縁に入れ、学生寮の誰もが見やすい場所に掲げた。中大史上初の途中棄権と28年ぶりのシード落ち。悔しさを忘れないためだったが、チームは低空飛行が続いた。6月末の全日本駅伝関東予選会でも主力メンバーのケガや不調で予選通過を逃し、代田も8月の北海道合宿ではストレス性胃腸炎で病院通い。今予選に向けて十分な走り込みはできなかった。

 「感じていないつもりでも、予選会が近づくにつれて夜もしっかり眠れなかった」。この日は集団走で1年生を引っ張る役割が、10キロすぎから足が止まって1年生を先行させざるを得なかった。29年ぶりの予選会ではチームにもノウハウが少なく「予選会の常連校は集団走がうまい」とも感じたという。それでもギリギリのところで踏ん張った。

 寮の額のたすきの上には、今年のキャッチフレーズも掲げた。それは「新たな歴史への挑戦」と「強い中大の復活」。「この予選会を乗り越えて次の箱根に臨めることは必ずプラスになる。この経験を生かして上がっていきたい」。未知の予選会を乗り越えた経験は新たな歴史の第一歩。正月の箱根路では、もう一つの目標を実現させる。

 ▽箱根駅伝予選会 90回記念大会で、本戦出場は例年より3枠増えて23校。前回大会の上位10校がシード校、今回は関東学連選抜が結成されないため、予選会では、上位13校に出場権が与えられた。

 予選会は一斉スタートの20キロで、各校10~12人が参加して上位10人の合計タイムで争う。前回までは関東学生対抗選手権の成績などを加味(アドバンテージタイム)して7位以下の順位を決めたが、今回は各校上位10人の合計タイムのみで争った。

[ 2013年10月20日 06:00 ]

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