豊島逆転優勝 夢のレギュラーツアーに挑戦

[ 2013年10月19日 06:00 ]

優勝した豊島はトロフィーを手にガッツポーズ

スポニチ主催内閣総理大臣杯第44回日本社会人ゴルフ選手権《最終日

(10月18日 神奈川県相模原市 相模原ゴルフクラブ西コース=6920ヤード、パー72)
 1打差を追ってスタートした豊島豊(36)が72とまとめ、2日間通算1アンダーの143で逆転優勝。初日トップの寺西明(47)は77と崩れ4打差の2位に終わった。シニアの部は8オーバー、152の崎山俊紀(58)が優勝を手にした。

 最終18番のパーパットを沈め優勝を決めた豊島は「メチャメチャうれしかった」とガッツポーズも飛び出した。同じ組の寺西を1打差で追い1、8番とバーディーを奪って前半で逆に2打差をつけ、後半は「11、12番と3、4メートルのパーパットが入ってラッキーだった」とリードを守った。東京でイベントを企画、運営する「ツーリッチ」を経営。中央学院大ではゴルフ部で3年前の今大会11位、昨年の日本アマベスト32の実績を持つ。優勝の副賞として11月のVISA太平洋マスターズ出場権を手にし「レギュラーツアーに出るのはアマチュアの夢。自分の力を出してチャレンジしたい」と目を輝かせた。

 ≪シニア崎山独走≫6打差をつけてシニアの部を制した崎山は「新しく使ったドライバーが不調で納得はしていないのですが」と言いながら総合でも8位とあって笑顔を見せた。ハンデ3で四国を代表するトップアマとして知られ、今年の日本アマではストロークプレー3位でマッチプレーに進出している。20歳でゴルフを始めて25歳でシングル。現在は建設業の合間を縫い、ラウンドは月1回ながら20、30分と時間は短くても練習場には毎日通っている。今月末の日本シニアオープン出場権を手にしており、優勝を弾みに5度目のローアマを狙う。

 ▼2位・寺西明 ドライバーが1番からフェアウエーに行かずラフばかり。朝から腰の調子がおかしかった。でも優勝の豊島君はナイスプレー。来年も頑張ってプレーしたい。(首位スタートも77と崩れ3度目の2位)

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2013年10月19日のニュース