上田7年後へ「自信」の連覇 仮想五輪コースで勝ち癖を

[ 2013年10月14日 06:00 ]

表彰式でおどけたポーズを取る(左から)女子優勝で年間女王の上田藍、女子年間2位の佐藤優香、男子優勝で年間王者の田山寛豪

トライアスロン 日本選手権東京港大会

(10月13日 東京都港区・お台場海浜公園周辺(51・5キロ=スイム1・5キロ、バイク40キロ、ラン10キロ))
 20年東京五輪の会場予定コースで行われ、女子は上田藍(29=シャクリー・グリーンタワー・稲毛インター)が1時間59分25秒で2年連続3度目の優勝を飾った。男子は田山寛豪(31=NTT東日本・NTT西日本・流通経大職)が1時間47分59秒で2年連続8度目の優勝。2人は年間のポイントで争われるジャパンカップランキングでも優勝を決めた。

 1メートル55と小柄ながら、体全体を使ったストライドで歓喜のゴールテープを切った上田は「ランは誰にも負けないと自信を持っていた。連覇はうれしい」とはにかんだ。スイムではトップから59秒遅れの14位だったが、バイクで先頭集団に追いつき、得意のランで抜け出して2位に32秒差をつけた。五輪2大会連続出場中で、東京五輪は36歳で迎える。「まずは(16年の)リオ」と話したが、仮想五輪コースでの優勝に「ここで勝ち癖をつけられて自信になる」と色気たっぷりだった。

 ≪佐藤は7位も年間2位満足≫10年ユース五輪金メダリストで、9月の五輪招致最終プレゼンにも参加した女子の佐藤優香(21=トーシンパートナーズ・チームケンズ)は7位に終わった。スイムでは2位以下を38秒突き放したが、バイクで後続グループに吸収されると、ランでは本来の力を発揮できず。それでもジャパンカップランキングでは2位となり「7位に終わったけど、年間2位の結果には満足しています」と笑顔だった。

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2013年10月14日のニュース