トヨタ自動車が５年連続で１位　好守に死角無し

日本女子ソフトボールリーグ

（10月13日）
　３会場で９試合が行われ、首位のトヨタ自動車は佐川急便とデンソーに連勝して５年連続リーグ１位を決めた。５位・日立が敗れ、４位・デンソーの決勝トーナメント進出が確定。ルネサスエレクトロニクス高崎の上野はダブルヘッダー２試合でともに完投勝ちして１５勝とし、３年連続７度目の最多勝を決めた。

　トヨタ自動車は佐川急便戦を今季６度目の２桁得点で制し、２試合目のデンソー戦は大黒柱アボットが完封勝ち。２試合を残して５年連続リーグ１位を決めた。福田監督は「チームの安定感というか、攻守とも隙がなくなってきた。この５年では今年が一番かな」と手応え。最終節に向け「どんなメンバーで戦えばいいのかな。個人タイトルのことも考えなければいけないだろうし…」と余裕たっぷりだった。

　≪シオノギ製薬　連敗６で止めた≫岩田が佐川急便を３安打に抑えて初完封。連敗を６で止めた。「まだ四球が多い（６四死球）ので、バックにはらはらさせて申し訳ないけど、ピンチでも強気で押し通したことがよかった。勝ててうれしい」と９月１日の日立戦以来の勝ち星に大喜び。２部の甲賀健康医療専門学校から今季移籍した左腕。チームの全６勝を一人で稼いで９位に浮上させ「あと一つ勝って入れ替え戦に出なくてもいいように」と意気込んだ。