最年少13歳・今井 20年東京五輪の期待の“月”

[ 2013年10月3日 06:00 ]

笑顔でポーズをとる今井月

 20年東京五輪の期待の星、いや、期待の“月”が国際大会デビューを果たす。東京五輪が決まってから最初の国際総合競技会となる東アジア大会(6~15日、中国・天津)の日本選手団結団式が都内のホテルで行われた。436人の選手団で最年少となる競泳女子の今井月(るな、13=岐阜西中1年)は平泳ぎの100メートルと200メートルに出場。「2種目で自己ベストを更新して表彰台に上がりたい」と目標を掲げた。

 初出場だった4月の日本選手権で200メートル平泳ぎ3位となり、今大会の代表に選ばれた。この日は選手団のユニホームに身を包んだりりしい姿。「最年少なので年上の人にどう接したらいいか。日本を背負って出る国際大会も初めてなので緊張と不安がある」と素直な心境を口にした。春以降は調子を落としていたというが、8月下旬の全国中学選手権で2冠を達成するなど上り調子。身長は春先から3センチ伸びて1メートル56、体重も2キロ増えて42キロになった。東京五輪世代とあって「五輪は夢の舞台。それが日本でやるならぜひメダルを獲りたい」とまずは今大会を7年後の予行演習にする。

 ◆今井 月(いまい・るな)2000年(平12)8月15日、岐阜市生まれの13歳。3歳から水泳を始め、平泳ぎ3種目と400メートル個人メドレーでの学童記録を樹立。4月の日本選手権では予選で自己ベストを2秒以上縮めて1位通過。決勝でもほぼ同タイムで3位となって一躍注目を浴びる。兄の流星(ひかる)も平泳ぎの中学生王者。本巣SS所属。LINEやツイッターのやり過ぎで父親から怒られるのが悩みのタネ。

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2013年10月3日のニュース