リード組 アイスダンス五輪出場枠獲得

[ 2013年9月30日 06:00 ]

アイスダンスでソチ五輪出場枠を獲得したキャシー・リード、クリス・リード組のフリー演技

フィギュアスケート ネーベルホルン杯最終日

(9月28日 ドイツ・オーベルストドルフ)
 ソチ五輪最終予選を兼ねて行われ、アイスダンスのフリーでキャシー・リード(26=木下ク)クリス・リード(24=同)組が五輪出場枠を獲得した。姉弟のペアは合計126・97点で7位だったが、残り5つの出場枠を争った組の中で4番手に入った。日本は昨季世界選手権の男子と女子でともに最大の出場枠3を手にしている。

 気迫の演技でリード姉弟が五輪出場枠をもぎ取った。出場枠が決まると弟のクリスは「やったー」と叫び、姉のキャシーは「重圧がかかっていた」と心境を打ち明けた。右膝を痛め患部にプラスチック製のサポーターを巻き熱演したクリスは「最後は死んでもいいと思った」と全力を出し切った。リード姉弟は26日のショートダンスで全体の8位につけ、フリーは78・56点で5位だった。

 ソチ五輪で新設される団体参加への重圧との戦いだった。団体戦に出場するには男子、女子、ペア、アイスダンスの4種目のうち3種目以上で出場枠を得ていることが条件。日本は男女3枠ずつ得ていたが、ペアで高橋・木原組が出場権を逃したことで、アイスダンスでの出場枠獲得は必須だった。団体戦の出場10チームは昨季の世界選手権や今季のグランプリシリーズなどのポイントで決まる。

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