ソチ五輪 準備遅れ深刻…プーチン大統領“現場介入”

[ 2013年9月18日 06:00 ]

 ロシアのプーチン大統領が14年冬季五輪開催地のソチを視察。施設などの建設で「失敗や工期の遅れがある」と指摘した上で、進捗(しんちょく)状況を2週ごとに報告するように五輪担当のコザク副首相に要請した。

 「開幕日は変更できない。今後はこのような問題を克服するため、より頻繁に現地入りする」とも語っており、事実上の現場介入。今月に入ってソチ国際空港のターミナル周辺が冠水したが「利用客へのサービスについて不満の声があるのは知っている」と2億ドル(約198億円)を投じている玄関口の工事担当者にも警告を発した。

 五輪史上最高の500億ドル(約4兆9500億円)を費やしても終わらない建設工事の遅れは深刻。プーチン大統領は2月に五輪委員会のビラロフ副会長を解任したが、それでもうまくいかない現場に国のリーダーが喝を食らわす形となった。

続きを表示

2013年9月18日のニュース