猪瀬知事 20年東京五輪決定報告会で「心は日本晴れ」

[ 2013年9月17日 21:04 ]

 2020年東京五輪招致委員会は17日、東京都内のホテルで約600人の政財界やスポーツ界の関係者を集めて開催都市決定の報告会を開き、猪瀬直樹知事が「最近、空が明るく見える。われわれの心が日本晴れになったから空が明るい」とあいさつした。

 知事は7年後の五輪に向け、道路標識やレストランのメニューなどを外国語でも表記する考えを示した。国際オリンピック委員会(IOC)委員でもある竹田恒和招致委理事長は「未来のモデルになるような五輪にしたい」と力強く宣言した。

 会場にはブエノスアイレスでの発表の映像も流れた。五輪担当相を兼務する下村博文文部科学相が「あの感激がよみがえった。スポーツ庁の設置も近々に目指して頑張りたい」と述べると、盛大な拍手に包まれた。

 これに先立って東京都庁で開かれた理事会、評議会では、来年2月までに設置する大会組織委員会の準備など今後の日程を確認。評議会では議長の森喜朗元首相が「主役はやはり選手。東京の晴れ舞台で勝利を得ることが大事だ」と日本勢の活躍に期待した。

 クレー射撃で1976年モントリオール五輪に出場した麻生太郎副総理は「64年東京五輪と同様、日本の再スタートになる五輪にしたい」と語った。

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2013年9月17日のニュース