隠岐の海 10度目の対戦で稀勢の里に初勝利

[ 2013年9月17日 19:45 ]

大相撲秋場所3日目

(9月17日 両国国技館)
 大器と呼ばれて久しい隠岐の海が10度目の対戦で初めて稀勢の里を破った。「これまで何もさせてもらえなかった。長かった」と言葉に実感を込めた。

 大関十分の左四つになったが、下手を深い位置でつかみ優位な体勢。相手の引きに乗じ、休まず寄り切った。「上手を切られ、やっぱり勝てないかなと思ったけど、辛抱しようと思った。大関は重かった」と心地よさそうに汗をぬぐった。

 2日目には前さばきのうまい豪栄道にもろ差しから勝った。成長の跡が見られる28歳の隠岐の海は「自信になった。これからです」と気合を入れた。

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2013年9月17日のニュース