山口らメダル逃す 稲葉、井上は敗復で敗退 世界選手権開幕

[ 2013年9月17日 01:08 ]

男子フリースタイル96キロ級2回戦 ハンガリー選手を破った山口剛

 2020年東京五輪で実施競技存続が決まったレスリングの世界選手権は16日、ブダペストで開幕して男子フリースタイル3階級が行われ、日本勢は96キロ級の山口剛(ブシロード)が4回戦、55キロ級で10年大会3位の稲葉泰弘(警視庁)が初戦の2回戦、66キロ級の井上貴尋(東京・自由ケ丘学園高教)が2回戦で屈し、稲葉と井上が敗者復活戦も敗れてメダルを逃した。

 山口は初戦の2回戦でハンガリー選手、3回戦でギリシャ選手にテクニカルフォール勝ちしたが、4回戦でロシア選手にテクニカルフォール負けした。稲葉は初戦でインド選手にテクニカルフォール負けし、敗者復活戦でフランス選手にフォール負け。1回戦でブルガリア選手に勝ち、2回戦でキューバ選手に敗れた井上は敗者復活戦初戦でベトナム選手にテクニカルフォール勝ちしたが、次で北朝鮮選手にテクニカルフォール負けした。

 五輪3連覇と合わせ、前人未到の14大会連続世界一を狙う女子55キロ級の吉田沙保里(ALSOK)と、五輪3連覇で8度目の優勝を目指す63キロ級の伊調馨(ALSOK)は19日に登場する。

 ▼山口剛の話 2、3回戦は自分が練習してきた技が出せた。海外に一人で練習に行った成果は出たと思う。常に上位に入る選手になりたい。

 ▼井上貴尋の話 これが自分の全力だと思う。この結果は仕方ない。差し技は通用したが、寝技が課題。(ロンドン五輪金メダルの)米満先輩とは力の差を感じる。全然駄目です。

 ▼稲葉泰弘の話 期待されていたのに、こんな試合しかできなくて悔しいし、情けない。(初戦は)相手の技を警戒しすぎて、終始相手のペースになってしまった。ゼロからまた頑張る。(共同)

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